盆休みを利用して「ながもくん」を見に行く旅に出た。
ながもくんはJR長野駅のマスコットだ。一昨年前、一般公募で採用されたキャラがケモノ界隈のSNSで大バズリして話題となった。あれから約2年経ち、このキャラが現在どうなっているのか気になったので、現地へ見に行くことにした。
今回は「青春18きっぷ」を使った。18きっぷはJRが1日乗り放題になる切符だ。普通列車限定ながら実質1日2410円でどこまでも行ける。
大阪駅からスタートし、1時間半ほどで米原(まいばら)駅に着いた。ここで乗り換えだ。
18きっぷでは自由に改札外に出ることができる。乗り換えの待ち合わせ時間にゆったりと旅情を楽しむのが18きっぷの魅力の1つと言える。
お弁当屋さんで近江牛の弁当を買った。ぜいたくにも1400円。
ドライカレー風味のご飯がジューシーな肉とよく合う。絶品だ。
大垣駅と名古屋駅で乗り換え。
名古屋駅ではイーブイを発見。
次の乗り換えで岐阜県の中津川駅に着いた。初めて降りる駅だ。駅周辺はわりと賑やかに見える。
地図で言うとこのあたりだ。
大阪から約4時間。まだ長野までは少し遠い。
待ち時間に喫茶店に入り、中部地方の郷土料理だという「五平餅」を食べた。(写真奥の串のやつ)
うるち米を醤油や味噌で味付けした串焼き。外カリ中モチの食感と甘辛い味付けが、やみつきになりそうな味わいがある。
手前のは普通の焼きそばである。これは私が食べたいから食べた。美味しかった。
さらに電車を乗り、次は南木曽(なぎそ)駅で乗り換え。
いよいよ長野県に入った。かなり田舎の風景になってきた。
次の電車まで時間があったので、木曽川で一人水遊びをした。
そ〜れ(パシャパシャ)やだ〜仕返しよ〜それっ!(パシャパシャ)うわっやったな〜キャッキャウフフ!
遠くからパトカーのサイレンが聞こえてきたので速やかにその場を後にした。
さらに電車に乗って松本駅で乗り換え。
すっかり日も暮れて、ようやく。
着いたー!
6回乗り換え、約8時間の電車の旅だった。
さっそく駅の構内やお土産屋さんを巡り、ながもくんを探す。
しかし影も形も見えない。とりあえず飯でも食うか。
なんだか食べてばかりな気がするが。
信州と言えばそば。くるみのペーストを出汁に溶かして食べる「くるみそば」を注文。上品なスイーツのような甘いとろとろのそばが長旅で疲弊した体に染み渡る。これは絶品だ。もう一度来たら必ず食べたい。
そして再びながもくんを探すが、やはり見つからない。
そうか、彼はもういないのか……。と思ったら。
みっけた!
みどりの窓口のシャッターにながもくんが描かれていた。
そば食ってる間にみどりの窓口が閉店して気付くことができた。
食い意地が張ってることが功を奏した。
なお、ここ以外にながもくんはおらず、グッズなども見つからなかった。
とりあえず現状を知る目的は果たせた。
またいずれ、そばを食……ながもくんに会うために長野に来たいと思う。
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