過去日記 2023年
2月に1ヵ月連続毎日日記更新しています。
当たり前のように毎日更新してた開設当初を少しだけ思い出しました。

2023/1/20(金)
#1145 この日記はプロモーションを含みます
らくがきにっき

 あけましておめでとうございます。
 遅刻じゃないよ。お前らが早すぎるんだよ。(新年初中指立て)

 今まであまり宣伝も話題にしたこともなかったのだが、私は「ちらみんズ☆Cafe」という創作サークルに所属している。オリジナルキャラクターのグッズなどを扱う、早い話が同人サークルだ。(私がオリキャラを描いているわけではないよ)

 近年サークル活動は小休止状態だったのだが、この度1月22日に行われる新春けもケットに久しぶりにサークルとして出店することになった。イベント参加は数年ぶりのことだ。
 イベントは東京で行われるため、当日のブースは現地のサークルメンバーが参加することになっている。遠方の私は当日布団の中から思念だけを東京に飛ばして参加する予定だ。

 これだけだと本当にサークルのメンバーなのかと疑われるので、ちゃんと宣伝しておこうと思う。

 今回イベントで販売する本において、私も一部のページを担当している。




 

イベントに参加される方は、ぜひお手に取っていただけると幸いである。


 正直に言うと今回のイベント前、サークルとして当選すると思っておらず、完全に油断していた。予想に反して当選したものなのでめちゃくちゃ焦ってページを作成し始めたのだが、全然終わらなくて苦悶の年末年始だった。

 元旦は実家にいたのだが、実家では作業できないので元旦の午後には早々と自宅に帰ろうとすると、両親から「なんだ早いな。何か用事でもあるのか」と聞かれて「同人誌の原稿がありまーす!」などと言えるわけもなく適当に煙を巻いて自宅へと逃げ帰り、原稿を完成させた次第だ。

 ちらみんズ☆Cafeをどうぞよろしくお願いします。



2023/1/30(月)
#1146 2月は毎日日記更新します
らくがきにっき

 2月の1ヶ月間、毎日日記を更新してみようと思う。

 一体どういう風の吹き回しか。先日寝る前に突然、「日記を毎日更新しなさい」という神のお告げが舞い降りたのだ。「四の五の言わず、とにかく更新しなさい」と。

 恐ろしくなった。布団を頭から被って悪霊退散!悪霊退散!エロイムエッサイム!!と唱えながら十字架とニンニクを虚空に投げつけたが、お告げは脳裏から消えなかった。

 説明するのも空しいが、今やこの日記の更新ペースはドン亀の孫である。1ヶ月に1度の更新すら危うい。そんな状態で毎日更新など、どの口が言っているのか。

 サイト開設当初の学生だった時ですら1ヶ月皆勤は無かった。今は社会人なので平日は働いているし、一刻も早く眠りたい日も体調が優れない日もあるかもしれない。毎日となれば推敲も甘くなり、内容も薄くなるに違いない。140文字に届かなければ劣化版のツイッターでしかない。

 これはいけない。始める前から言い訳がジャックポット状態だ。

 何はともあれ一度トライしてみなければ何も始まらない。考えてみれば別に失うものも無い。とりあえずやってみようと思う。

 一体どうなるのか私にも想像がつかない。すぐ挫折するのか。3日坊主にはなれるのか。どんな内容のことを日々書けば良いのか。誰に需要があるのか。今さらこの挑戦にどれだけの意味があるのか。そして私自身、どのような状態と心境に至るのか。

 何もかもが曖昧なまま、2月1日以降にご期待いただければと思う。

 頭の中で蛍の光流れてきた。



2023/2/1(水)
#1147 プロジェクト・フェブラリー
らくがきにっき

 先日宣言した通り、本日から1ヶ月、毎日日記を更新する。

 本当に1ヶ月も毎日更新できるのか。私も全く想像がつかない。大方の予想通りサボってしまうのか、意外とすんなり行けるのか。そういう意味では、企画と言うより実験と言ったほうが適切だろう。

 初日はまだ大丈夫だ。スタートからすでに息切れしているという展開も想像したが、さすがにそれはなかった。明日は分からないが。

 とりあえず一歩目が踏み出せたので、内容も何もあったものではないが、今日はここまでとしたい。いきなり張り切ると体がついていかず拒否反応が出るかもしれないからだ。明日からは少しずつ書く量を増やしていきたい。

 もはや実験と言うよりリハビリと言ったほうが適切だろう。



2023/2/2(木)
#1148 限界集落の村長はかく語りき
らくがきにっき

 1ヶ月毎日更新、2日目である。

 2日連続の更新ですら一体何年ぶりだろうか。10年では足りないかもしれない。こうしてキーボードを打っていても、「昨日更新したばっかりなんだけど?」と頭に浮かんできて筆が進まない。こう言うであろうことは容易に想像できたが、毎日更新を宣言した過去の自分をボコボコにしたい。

 こうして虚空に向かって話しかけるような更新作業をしているわけだが、一体自分は何をしているのか、改めて整理したい。

 SNSがネットにおけるコミュニケーションのスタンダードになって久しい。今や個人サイト・ファンサイトは希少種になりつつある。この先個人サイトはどうなっていくのか。絶滅に向かってさらに数が減ってゆくことは想像に難くない。

 そんな中で私がまだ個人サイトを持ち続ける理由。正直あまり考えたこともないが、強いて言えば個人サイトの行く末を見守りたい。現役の「管理人」であるまま歴史を見届けたいという漠然とした思いはある。表現の場という認識も無い。コミュニケーションのツールとしても考えていない。もう利害は関係ない。限界集落の村長として、とことん村の未来を案じていたいのだ。

 それに、個人サイトが再び脚光を浴びて、かつての賑わいを取り戻す日も万に1つぐらいあるかもしれない。まさかとは思うが。

 昨年だったかPixivで運営スタッフに不祥事が発覚して、一部のアカウントが一斉に脱会する騒ぎがあった。昨今の事情の通りツイッターとて経営層の商売道具として扱われ、我々は主従関係の不自由を余儀なくされる。SNSとて盤石ではなく、いつどうなるか分からない。

 もしまた2000年前後のような個人サイト全盛の時代が来た時、私は周囲に「まぁ俺は昔からやってたけど?」という古参マウントを取りたいと思う。うん、理由これだわ。間違いない。



2023/2/3(金)
#1149 ポケモンが5000種類に到達するのは何年か?
らくがきにっき

 ポケモンがついに1000種類の大台を超えたという。

 昨年11月に発売された第9作目の「スカーレット・バイオレット」にて新ポケモンが追加され、合計1008種類に達したとのこと。1996年の第1作目から約26年となる。

 赤緑の時代に現役トレーナーだった諸氏も、今やベテランの域に達し、あるいは一線を退き、もはや名前を覚えきれないと嘆く者も多かろう。私もその一人だ。

 しかしポケモンは産めよ増やせよの精神で種族数を増やし続ける。私は考える。

 一体、いつまで、どこまで増え続けるのだろう?

 次に目指す大台は5000だろうか。ではポケモンが5000種類に到達する未来はいつなのだろう。意外と近いのか、まだまだ遠いのか。

 こんな時こそ、Microsoft Excelの出番である。

 ポケモンの数

 この表を選択してググッと右に伸ばしていけば、Excelが自動で比例演算を行い、未来のポケモン数を算出してくれるという寸法だ。

 ポケモンの数

 あまりに頭脳的なExcelの使い方に、ビルゲイツも感動して泡を吹いて倒れることであろう。

 さっそく検証してみよう。

 ポケモンの数

 ポケモンの数

 2050年ごろに2000種類を超えるらしい。

 ポケモンの数

 22世紀には3500種類を突破して。

 ポケモンの数

 ポケモンの数

 デデン!

 ポケモンが5000種類を突破するのは!


 122年後の2145年!!

 ぜひ長生きしたいものである。

 もしかしたらアニポケでサトシが電撃復帰とかしてるかもしれない。



2023/2/4(土)
#1150 ツイッターの次に行く場所
らくがきにっき

 ツイッターで「凍結祭り」が開催された。

 おっ、何やら面白そうじゃねぇか! 祭り好きの血が騒ぐぜ! とハチマキとハッピを着てりんごアメとチョコバナナ片手に参加しようとしたが、そういうことではなかった。

 ざっくりとだが、ツイッターのbot排除プログラムのまずさから、多数の一般アカウントが誤って凍結されたようだ。その影響で、凍結されていないユーザも「いつツイッターが使えなくなるかわからない」と戦々恐々、急速に代わりのSNS探しが始まる事態となった。

 ざっと見たところ、PawooやDiscordにPixivあたりを疎開先とする人が多いようだった。しかしながらこれといって有力な場所がなく、散り散りになる未来しか見えない有様だ。

 知名度だけならTikTokやインスタグラムなどが候補に上がりそうなものだが、全く名前を見かけない。(これは私のTLにいるメンツの性格傾向が偏っているだけかもしれない)

 結局祭りから1日ほど経ち、徐々に凍結が解除されるなど問題は沈静化しつつあるようだ。

 しかし、仮にツイッターが使用できないか、使用しなくなったと仮定して、私ならどうするかを考えてみる。

 今こうして毎日日記更新などしているからだろうか、もう死語のように聞こえるが「自サイト引きこもり」になる以外の選択肢が思い浮かばない。悲しいかな、今さら新しいSNSに挑戦する気概も気力も湧いてこない。ここが終の棲家となるだろう。

 ネットで最初に交流をした場所に、最後にまた帰ってくるというのも何やら奇妙で不思議なことだ。

 とはいえ交流できる手段が何もないのは寂しいので、ツイッターの終了までに交流掲示板でも探しておこうと思う。(インターネット老人)



2023/2/5(日)
#1151 ポケモンカフェ行ってきた
らくがきにっき

 昨年11月に東京のポケモンカフェなる場所に行ってきた。

 その日はちょうどポケモンスカーレット・バイオレットの発売日で、友人ら含め5人で行ってきた。

 ポケモンカフェ

 ポケモンカフェ

 ポケモンカフェ

 ポケモンカフェ

 ポケモンカフェ

 ポケモンカフェ

 お店の雰囲気も料理も良かったし、ピカチュウのグリーティングがあったりコースターがもらえるガチャにチャレンジできたりサービス満点で大変楽しめた。

 しかし想像はしていたが、会計時にレシートを見るとブン殴られたぐらい衝撃の金額だった。

 ポケットモンスターバイオレンスだった。



2023/2/6(月)
#1152 私と明太子に関するFAQ
らくがきにっき

 明太子が食べられない。

 私は食べ物の好き嫌いはほとんどないのだが、唯一明太子だけが食べられない。どれぐらい食べられないかと言うと、食べた瞬間にマーライオンが降臨する。一瞬にしてその場をシンガポールの風景に変えることができる。それぐらいダメだ。

 明太子が嫌いな人間は珍しいらしく、人にこの話をすると聞かれる質問はたいてい3つ、決まりきっている。
 あまりに同じパターンの質問ばかりで答えるのが煩わしいので、ここにFAQとして乗せておきたい。

 まずはこう聞かれる。

 「なんで嫌いなの?」

 それは私にも分からない。それが分かれば苦労しない。私だけが一方的に愛せなかったわけじゃない。明太子側の言い分も聞いてあげて欲しい。

 また、こうも聞かれる。

 「魚卵の食感がダメなの?」

 そうではない。イクラは大好きだ。数の子だって平気だ。その推測はすでに見当違いである。食感なんて取るに足りない些細なことだ。

 そして、大抵こう言われる。

 「ごはんに乗せたら美味しいのに」

 明言しておく。キミたちと話し合いの余地はない。すでに交渉は決裂している。我々に妥協点は存在しないのだ。キミたちはごはんに青酸カリ乗せて食べたら美味しく食べられるのか?


 私の明太子に対するFAQは以上である。明日からこのFAQをサイトのEnterページに記載し、了解した人だけ入場を許す形にしようと思うのでご了承願いたい。



2023/2/7(火)
#1153 こんなものがあるから……
らくがきにっき

 新しく買ったパソコンの調子が悪く、中から異音を放っている。
 ファンが壁面に衝突しているような、ゴゴゴゴという通常ありえない音が出ている。

 修理に出そうと思いメーカーサポートに連絡すると、修理は搬送ではなく自宅に業者が来てくれるらしい。驚いた。サービスも進化している。搬送の面倒が無くて良いと思った。

 しかし1つ問題がある。私の自宅はポケモンやハム太郎のぬいぐるみが大量にあり、成人男性の住居としての基本的人権を満たしていない。そのため、知らない人が来るなら片づける必要がある。どちらにしても面倒だ。

 いっそのこと部屋に入れず玄関で作業してもらおうかと思ったが、玄関ですらぬいぐるみが進出している。どうしようもない。

 もうパソコンを捨ててしまえば全て解決する気がしてきた。日記の連続更新もしなくて良くなるし、一石二鳥だ。明日から更新がなくなったら、どうか察していただきたい。



2023/2/8(水)
#1154 AIで線画を自動着色してみた
らくがきにっき

 AIの技術の進歩が目覚ましい。

 以前の日記でも取り上げたが、AIの技術が各分野で進歩を遂げ、様々なサービスで実用化されている。デザイン・イラスト業界においても蓄積されたデータで学習したであろう高性能なソフトが開発され、人間が描いたものと遜色ないイラストが僅かな時間で生成される。

 そして便利な反面、人間の仕事が奪われるという事態にも発展し、技術の進歩とそれを活用する人間のせめぎあいが始まっている。

 Webコンテンツにおいても無料でAIを活用したサービスが存在する。

 先日見つけたのが、petalica paintというサイト様である。ここでは線画のみのイラストに自動で色を付けてくれるという。

 説明するより実際に使ったほうが分かりやすい。

 今回使用する線画はこちらである。



 イケ山メン蔵



 私のオリジナルキャラ、イケ山メン蔵くんである。

 サイト開設して十数年、ずっと温めていた秘蔵のキャラだ。

 年齢は28歳、富山県出身。職業はちりめんじゃこのパックからエビを取り除く職人。趣味は耳の裏のにおいを嗅ぐこと。ピンクのマフラーが一番のお気に入り。

 プロフィールはどうでもいい。

 さっそく着色をしてみよう。

 使い方はシンプルだ。まずサイトにアクセスして。

 petalica paint

 「画像をアップロード」ボタンを押して画像を選ぶだけだ。

 はい、ドン!





 イケ山メン蔵

 きしょっ!

 いや、技術はすごいけどどういうセンスなんだ。
 悪魔に契約破棄されて闇落ちに失敗した奴みたいだ。



 最初に出たパターンはちょっとアレだったが、ワンクリックで他のパターンも試すことができる。

 別のパターンではこうなった。



 イケ山メン蔵

 すごい。これはかなりいい感じだ。
 500円ぐらいのクソゲーRPGにこういう主人公いる気がする。

 また、ある程度パーツごとに色を指示することもできる。

 このように少しだけ色を付ければ、周囲をその色で塗ってくれるのだ。

 イケ山メン蔵

 

 イケ山メン蔵

 怖い。

 自分で色を指定したほうがよっぽどヤバい絵になった。吐血しとるし。

 きっと手間を惜しまずに細かく色を指定すれば、キレイな絵に仕上がると思われる。AIに任せる時点で手間を惜しんでいるので、何やら矛盾を感じるが。



 最後に、幼少時代に神童と呼ばれた私ねずみ画伯と現代科学技術の結晶であるAIの渾身のコラボをご覧に入れて、今日はお開きとしよう。

 では、どうぞ。





 イケ山メン蔵

 

 イケ山メン蔵

 なんかもう色々すみません。



2023/2/9(木)
#1155 今ではホラ笑いながら話ができるよ
らくがきにっき

 くるりんちゃん推しのハムサイトをライバル視していた時があった。

 また昔話で恐縮なのだが、老い先短いじじいなので寛大なる心で聞いていただきたい。

 ハム太郎が人気でアニメを放映していた2000年代初頭、ハムサイト(ハム太郎ジャンルの個人サイト)もまた隆盛であった。そして私と同時期に運営していたハムサイトの1つに、くるりんちゃん愛に満ちた、くるりんちゃん推しのハムサイト様があった。現在は休止されている。

 その管理人さんとはBBSやチャットなどで交流があり、サイトも相互リンクで仲良くさせてもらっていた。私より早くサイトを運営していたのでハムサイトの管理人としては先輩であり、規模やコンテンツなども充実していてすごく魅力的だった。そんな方と交流できたのは光栄なことだった。

 しかし、私の中でそのサイトと管理人さんがいつしかライバル的な存在になっていた。

 もうこれは若気の至りなのか勘違いと言うべきか、とにかく自分の短絡的な思考を恥じるばかりなのだが、サイトを運営していて「あの人には負けたくない。超えたい!」などと考えていた。もちろんそんなことを宣言したり態度に出したりしたわけではなかったが、内なる目標として常に抱いていた。

 なぜその思いに至ったかはもう覚えていない。別にくるりんちゃんへの愛を競おうとしたわけでもない。サイトの規模や活動内容と年齢が多分近かったというぐらいと思う。

 言うまでもないことだが、ファンサイト同士は比較するようなものでもないし、比較のしようもない。ライバル視などと見当違いも甚だしいことだ。何せ17〜18年前の話である。若いというか、恐れ多くも馬鹿げていると感じる。

 ライバル視した結果超えられたのかどうかについては、これも当たり前だが結論を出す以前の話だ。ただただ「比べようがないし、自分が馬鹿だった」と言うだけである。

 しかし。振り返れば、負けてなるものかという思いが、サイトを運営するモチベーションになっていたことも事実だった。

 コンテンツも交流も負けたくない一心でサイト運営に励んでいた。青臭くて浅はかだが、遮二無二目的に向かっていた。それは、私の中でそのハムサイトと管理人さんがそれだけ大きな刺激になっていたからだ。

 決して自分の過去の考えを美化するわけでも肯定するつもりもないが、ライバルという存在は無条件で自分を高めてくれるものだ。競争の日常が気づかぬうちに自身を高みに連れていく。この場合は一方的にだが……。私にとってくるりんちゃん推しのハムサイト様はそういう存在だった。
 私が影響を受けたハムサイトは数多いが、間違いなくその筆頭格であった。

 時が経ちそのサイト様も更新が途絶え、ハムサイト全体が下火となるうちに、ライバル視の思いは自然と消えていった。自覚はなかったが、心に空白はできていた……と思う。

 本日くるりんちゃんの絵を描いていて、そういえば当時こういう思いでやってたな、と蘇ってきたので、こんな話は墓まで持って行くべきなのかもしれないが、毎日更新で明日には流れるのをいいことに綴った次第だ。乱筆ご容赦願いたい。



2023/2/10(金)
#1156 ゲームボーイならこれを遊べ!
らくがきにっき

 Switchオンラインサービスにて、往年のゲームボーイのタイトルが配信されるという。

 その情報をツイッターで見た時、

 (なに? では「あのタイトル」も配信してくれるんだろうな、任天堂よ……?)

 と、キラリと眼鏡の奥の瞳を光らせた。

 配信タイトルを確認してみると。

 配信タイトル一覧

 ・ゲームボーイギャラリー3
 ・スーパーマリオランド2 6つの金貨
 ・ゼルダの伝説 夢を見る島DX
 ・テトリス
 ・星のカービィ
 ・メトロイド2
 ・役満
 ・レッドアリーマー 魔界村外伝
 ・ワリオランド3 不思議なオルゴール


 なるほど。確かになかなかのメンツだ。
 しかし、「アイツ」がいないんじゃないか……?

 また、今後追加で配信されるタイトルもあるという。

 そちらも確認してみる。

 追加予定配信タイトル一覧

 ・ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章/時空の章
 ・ポケモンカードGB
 ・コロコロカービィ
 ・カエルの為に鐘は鳴る




 ふむ、なるほど……。

 ふ、ふふふ……

 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・

 カエルの為に鐘は鳴る!

 復刻おめでとうございまーす!!


 そうだよ! ゲームボーイったらそのタイトルが無いとね! 分かってるじゃないの任天堂ちゃあん!(ウザ絡み)

 私は「カエル」が大好きなソフトの1つだ。あまりに好きなので何周もしていて、ゲームボーイでプレイしたタイトルの中では一番周回数が多いかもしれない。

 このゲームの魅力は一言では難しいのだが、例えば似たジャンルで言えばゼルダやマザーなんかの「いかにも任天堂らしい」タイトルが好きな人ならば確実にツボにハマる作品だと思う。キャラクター、謎解き、ストーリー。ゲームの王道に正面から向き合ってるのよね。続編をもう30年ぐらい全裸で待ってるんだけどなあ。

 配信はまだ先と思われるが、未プレーの方にはぜひ「カエル」を遊んでいただきたい。タイトルが回収された時、きっとファンになれると思う。

 私は配信を待ちきれないので実家にゲームボーイ取りに帰ります。それではまた。



2023/2/11(土)
#1157 詫び石連休
らくがきにっき

 「土曜日と祝日がかぶると振替が無く、休日が1日消滅する」って

 めちゃくちゃ致命的なバグだと思うんだけど、

 いつプログラム修正入るんですかね?



2023/2/12(日)
#1158 ピカチュウの後任を探せ!
らくがきにっき

 アニメ版ポケモンのピカチュウの進退が注目されている。

 昨年12月、アニメで長らく主人公を務めたサトシの引退が発表された。今年の3月末の放送をもって引退し、4月からは新主人公「リコ」と「ロイ」に引き継がれるという。

 一方で、サトシのパートナーであるピカチュウについては進退が明らかではない。サトシと同じく最初期からアニメに出続けており、永遠の相棒である。サトシの引退に伴ってピカチュウは引退か、続投か。ファンからは「後任」を巡って様々な憶測が飛び交っている。

 ・ポケモンの象徴的存在、さすがに続投するだろう。
 ・サトシが引退する以上はピカチュウも一緒に引退ではないか?
 ・最新作で同じ電気ねずみポケモンのパモが来るのでは?
 ・同じ初代かつ人気で並ぶイーブイではないか。
 ・1匹ではなくホゲータ、クワッス、ニャオハの御三家というパターン!


 といった具合だ。

 私は、ピカチュウもサトシと共に引退すると推測している。

 確かにピカチュウはポケモンにおけるシンボル的な存在で、エースであるのは間違いない。しかし全151種類だった約25年前から時代は進み、ピカチュウ以外にもポケモンブランドを背負えるポケモンを数多く輩出してきた。そして今、総ポケモンは1000種類を超えた。もはや「エースへの一極集中」は過去のものとなるほどポケモンは成長してきた。

 ピカチュウはセールス的にも大きな意味を持つ存在だが、かつてのポケモンファンは親の世代となり、時代の変化に応じて需要も変化しているだろう。新時代のエースを育成することが、今ポケモンに求められているのではないか。であるならばサトシと共にピカチュウも引退するのが自然な流れと思える。

 私とて信じがたい。サトシとピカチュウは永遠にポケモンの旅をするのだと思っていたので、まさか自分が生きているうちにこんなことになるとは、という思いである。

 では、「後任」はどうなるのか。

 まだサトシとピカチュウの冒険が終わっていない今、それを言うのは二人に失礼だろう。まずはサトシとピカチュウのこれまでの冒険と功績に敬意を示し、静かに旅の終わりを見届けるべきと感じる。






 強いて挙げるなら、

 デオキシスディフェンスフォルム デオキシス・ディフェンスフォルム

 が後任だと思う。彼ならピカチュウの後を継げると確信している。



2023/2/13(月)
#1159 復刻・肉ガチャフェス
らくがきにっき

 久しぶりに肉ガチャをやってきた。

 これは大阪市内にある食肉の自動販売機で、近隣にある食肉加工業者が設置したものである。ここに来るのは昨年5月、環状線徒歩1周の時以来だ。(その時の記事はこちら

 主にハムやソーセージの自動販売機なのだが、特徴は何と言っても肉ガチャである。

 肉ガチャ

 「冒険!訳有り商品 ノンクレーム商品となります。何が出るのかな?」などと怪しい煽り文句が書かれている。どうやら余剰商品、消費期限が近い、見た目に難がある等の商品を格安で提供しているとのことだ。

 一体何の肉が出てくるのか少し怖いが、そんなに突拍子もない肉は入っていないと思われる。たぶん。

 前置きはこれぐらいにして、さっそく回すことにする。

 まずは300円のほうからだ。

 肉ガチャ300 ポチッとな。

 ドスン! という大きな音がして……

 SSR肉

 あらびきウインナーゲット!

 ……いや、これ前にも引いたわ。肉がダブった。

 まぁ、肉なんで別にいいんだけど。

 自販機には通常メニューとして並んでない商品なので、本来の値段はわからない。まさにガチャだ。



 肉ガチャ500

 続いては大本命、500円の肉ガチャである。

 肉ガチャ500 爆熱! ゴッドフィンガー!!

 ドッスン! という重厚な音が響いた。

 ! こっ……これはデカいぞ!

 デカい…… デカすぎて……

 UR肉

 取り出せねぇ!

 おい、ちょっと待て。リザルトが取り出せないガチャって何だよ。そんなん初めてだよ。ユーザーなめてんのか。運営責任者出てこい。

 5分ぐらい取り出し口と格闘して、なんとか取り出しに成功。

 UR肉

 UR肉

 あらびきロングウインナーと熟成ロースハムのセットをゲット!

 400円の商品2つを500円で買えたので、差し引き300円のおトクである。消費期限もまだ1週間ほどある。十分な成果だ。素晴らしい。

 * * * * *

 当サイトは引き続き肉ガチャの調査を継続する。続報に期待していただきたい。

 肉フェス

 今週も頑張りましょう。



2023/2/14(火)
#1160 甘いだけじゃない現実を行け
らくがきにっき

 今日が何の日か全然わからない。

 ちょこっとたりとも知りたくない。



2023/2/15(水)
#1161 ゲーセン行脚について思うこと
らくがきにっき

 「ゲーセン行脚」という趣味は理解されにくい。

 世の中には様々な都道府県のゲームセンターを巡る、ゲーセン行脚(あんぎゃ)を趣味とする者が一定数存在する。私もその一人だ。目的はその名のとおりゲームセンターに行くことである。一度の行程で複数のゲーセンに立ち寄ることも珍しくない。行った先のゲーセンでどんなゲームに興ずるかは人それぞれである。

 この趣味についての私の考えを綴ってみる。

 ゲーセン行脚という趣味はなかなか一般の人に理解されにくく、多くの人は自己紹介で「旅行」と咀嚼して語っていると思われる。私なども仕事関連の比較的砕けた場で「ゲームセンターを巡ることが趣味だ」と人に話したことがあるが、たいてい「へっ?」と糸のほつれたボタンのような顔をされるので、面倒な時は旅行と言っている。

 私はゲーセン行脚とは「少し目的が尖った旅行」と考えている。ゲーセン行脚愛好者はたいてい旅行好きが根底にある。なので誤解なきよう言っておきたいのは、ゲーセンだけが目的ではない。通常の旅行の醍醐味も普通に楽しむ。その上で、ゲームセンター、もう少しフォーマルな言い方だとアミューズメント施設にも行くのである。

 同系統の趣味ならば、神社巡りとか、猫カフェ巡りとか、パワースポット巡りなどと同様だと考えている。これらは巡ったことが無いので想像だが。

 「ゲーセン巡りの旅」と言うとどうしてもゲーセンだけに焦点が当たるが、円グラフで旅行の目的のウェイトを表すならば、個人差はあれど実際ゲーセンは20%ぐらいである。観光、グルメ、道中の行程、自然の風景、宿泊施設、現地の人との交流……などなど、旅行の行程の1つとしてゲーセンが存在するのだ。

 この趣味に対しては「ゲーセンなんてどこも一緒じゃないの?」という疑問は抱く人は多い。当然であろう。

 それは半分正解で、半分間違いである。ゲーセンにもスーパーや駄菓子屋と同じで、ざっくりだがフランチャイズ店(チェーン店)と個人経営が存在する。よくあるタイトーステーション、SEGA、複合型のラウンドワンなどはフランチャイズ店で、これは全国どこでも類似している。

 一方で個人経営のゲーセンは、地域によって特色が異なる。レトロなゲームばかり置いている、同一のゲームを異常な台数揃えている、大会が盛んに行われている、珍妙なゲームがある、ゲーセン内で猫を飼っている、交流ノートがある、外観と内装が中国の不気味な廃墟を模している(……が、そこはもう潰れた)などなど。こういった唯一性を持ったゲーセンに訪れることはとても面白い

 特にゲーセンは近年閉店続きで、どんどん数が減っている。1980年代には全国に約2万軒あったゲームセンターは現在約3000軒まで減少していると聞く。個人経営のゲームセンターはもはや絶滅危惧種である。コロナでも大きな打撃を受けた。その中でもゲーマーのために懸命に営業を続けるゲームセンターには心を打たれる。せめて現地に行ってたくさんゲームをすることが支えとなるだろうと考えている。

 ただ、ゲーセン行脚者が訪れるターゲットは、基本的にはフランチャイズも個人経営も両方である。ゲームによっては他府県でプレーすることで得られる特典があったり、ランキングを競ったりしているため、プレー自体を目的としている行脚者もいるからだ。いずれにせよ旅が好き、ゲームも好きという人種が大半だろう。

 やや話が逸れたが、ゲーセン行脚は基本的な旅行の楽しさも内包している趣味なのである。

 「ゲームのために旅行するなんて勿体ない」という見方は否定しない。しかし、皆さんも例えば旅行先でコンビニに入った時、ふと日常に戻ったような、非日常の緊張感が弛緩するような感覚を経験されたことはないだろうか。ゲーセン巡りもそれと似ている。旅という非日常とゲームという日常を出入りすることで、その浮遊感を楽しむといった感覚だ。だいぶ特殊なのだろうとは思うが。


 以上である。一体誰がこんなもの読むのかという長文になってしまった。

 最後は私がゲーセンで最も好きなゲーム、「VS.スーパーマリオブラザーズ」のエンディング画面をお見せしてお開きとしたい。

 VS.スーパーマリオブラザーズ

 ちなみにこのゲーム、エンディング含めファミコン版と9割がた構成が同じである。これこそ家でやるべきだと言われたらぐうの音も出ない。



2023/2/16(木)
#1162 突撃! 実家の晩ごはん
らくがきにっき

 実家で夕食にお好み焼きとご飯が出た。

 私の実家は大阪にある。帰ると時々母が夕食を用意してくれる。今日のおかずはお好み焼きだった。我が家では見慣れた光景である。

 あらためて母に「お好み焼きをおかずにご飯食べるの関西人だけらしいよ」と言ってみると、

 「よそはよそ! うちはうち!」

 と一蹴された。実に頼もしい母だ。

 元気よくご飯おかわりした。



2023/2/17(金)
#1163 まだまだ果てしない己のピークを
らくがきにっき

 17日連続で日記を更新している。

 これはもう当サイト開設以来、断トツの記録である。これまでのピークは開設当初、ハム太郎のアニメ放映当時、かつポケモンのファイアレッド・リーフグリーン発売当時だ。それでも数日程度だった。その時よりも更新していることになる。

 人間やればできるものだと言うべきなのか、今さら一体何をやっているのだと呆れるべきなのか。微妙なところだ。

 しかし考えてみれば、昔27時間ぶっ続けで日記を80回更新したことがあった。今考えると狂気の沙汰だ。それに比べるとまだ毎日更新のほうが健全なものである。

 ともあれ1ヶ月完走まであと10日ほどだ。なんとか持ち堪えたい。

 たった今「1ヶ月連続更新の最終日、27時間連続更新をやりなさい。四の五の言わずやりなさい」と神のお告げが聞こえたが、それ神じゃなくて悪魔だと気付いてセルフビンタで我に返った。もうダメかもしんない。



2023/2/18(土)
#1164 「THE SECOND」が楽しみです
らくがきにっき

 「THE SECOND」という新しい漫才の賞レースが始まった。

 これを語らぬわけにはいかないだろう。

 出場資格は結成16年以上、かつ全国ネットの賞レースで優勝していないコンビだという。実力や才能がありながらブレイクを果たしていない芸人にセカンドチャンスを与えるためとの趣旨だ。

 最初にこの大会の存在を聞いた時は「露骨にM-1に対抗した大会が始まったな」と思ったぐらいで、あまり気に留めていなかった。

 そのうち出場する芸人が続々と明らかになった。一部を挙げると以下のとおり。

 囲碁将棋、かもめんたる、ガクテンソク、キャンxキャン、金属バット、ギャロップ、三四郎、三拍子、ザ・パンチ、シャンプーハット、シンクタンク、磁石、ジャルジャル、ジョイマン、スーパーマラドーナ、スピードワゴン、スマイル、スリムクラブ、タイムマシーン3号、ダイノジ、超新塾、チョップリン、天津、テンダラー、トータルテンボス、東京ダイナマイト、飛石連休、流れ星☆、なすなかにし、ななめ45°、2丁拳銃、はりけ〜んず、響、風藤松原、フルーツポンチ、プラス・マイナス、モンスターエンジン、ランジャタイ、レイザーラモン、我が家

 いやもうめちゃくちゃ豪華。ただのネタ番組じゃない。一気に楽しみになってきた。

 このラインナップ、なんか大御所とM-1戦士と爆笑オンエアバトルのメンツが間違った世界線で交わったようなカオス感がする。M-1の比じゃないぐらい予想が難しい。

 もはや説明不要の大御所や売れっ子、シャンプーハット、シンクタンク、スピードワゴン、テンダラー、なすなかにし、2丁拳銃、フルーツポンチ

 かつてのM-1戦士(準決勝含む)、金属バット、ギャロップ、ザ・パンチ、ジャルジャル、スーパーマラドーナ、スリムクラブ、タイムマシーン3号、トータルテンボス、東京ダイナマイト、プラス・マイナス、モンスターエンジン、ランジャタイ

 懐かしのオンバトメンバー、ガクテンソク、キャンxキャン、三拍子、磁石、超新塾、飛石連休、流れ星☆、ななめ45°、響、風藤松原

 総勢130組以上が出場するそうだ。2月15日から開始された予選でまず32組に絞られ、その後2回の本戦トーナメントで決勝8組まで絞られる。決勝戦は5月に全国生放送でオンエアという流れだ。

 まだ戦いは何も見ていないが、すでにM-1と違った面白さがあると分かる。名前だけでビシビシ伝わってくるものがある。

 とはいえ賞レースとてコンテンツ。成功して価値あるものになるかは未知数だ。

 この大会の価値を決めるのは何より審査員、そして第1回の優勝者だろう。

 M-1グランプリが他のお笑い賞レースと一線を画する大会になったのは、歴代審査員の格式と、中川家が第1回に優勝したことに他ならない。芸人たちの熱い戦いと共に、そこにも注目したいと思う。


 2月の毎日日記更新で今日が一番生き生きしてるかもしれない。続報はまたそのうちに。



2023/2/19(日)
#1165 ポケットピカチュウ発掘した
らくがきにっき

 実家で部屋を整理していた時に発掘した。

 ポケットピカチュウ。1998年発売の万歩計を内蔵した電子ゲーム。歩いた分だけピカチュウと仲良くなれる、元祖ポケモンGOと言える。

 当然というかボタンを押しても反応が無かった。

 ポケットピカチュウ

 もう壊れてるかもしれないが、ダメ元で電池を交換してみた。すると。



 ポケットピカチュウ

 うおー、 起動した。



 ポケットピカチュウ

 やった! ピカチュウ、たくさん遊んで仲良くなろうね!



 ポケットピカチュウ

 いや寝るんかーい!

 僕もふて寝します。



2023/2/20(月)
#1166 ピカチュウ一強時代の未来
らくがきにっき

 アニポケのピカチュウは本当に引退するのか。

 久々にポケットピカチュウを見て、あらためてピカチュウはポケモンのエースなのだと再認識する。こんな専用のグッズが出るまでの存在なのだ。アニメで代わりが務まるポケモンなど想像できない。

 初代ポケモンではピカチュウバージョンがあり、ニンテンドー64では「ピカチュウげんきでちゅう」があった。近年ではDSで「名探偵ピカチュウ」もあった。ソロでゲームの主役を張ってのけるポケモンが他にいるだろうか。

 また、劇場版ポケモンシリーズは「ピカチュウ・ザ・ムービー」と銘打たれていることも象徴的だ。海外においてもピカチュウはほぼピカチュウの発音で通っており、知名度も群を抜いている。

 長らくポケモンはピカチュウに偏重した一強時代だった。

 その長い歴史で唯一肩を並べられたのは、「Let's Go! ピカチュウ」と同タイトルで発売されたイーブイぐらいだろう。しかしイーブイはすでにアニメで多くの出番を得ており、同じ初代のポケモンでもあるため目新しさは無い。後任として抜擢されるとは考えにくい。

 それでもやはり“今の”ピカチュウのアニメ続投はなく、引退するものと推測している。ポケモンのレジェンドである一方で、サトシのベストパートナーでもある。二人の旅が一旦区切りを迎える。その解釈はエースとして君臨し続けることよりも尊重されるだろうと見ている。すなわち「サトシのピカチュウ」としては引退する。

 こうした背景から考えられるのは、次のアニポケでは「別のピカチュウが主役」という可能性だ。とりわけピカチュウの♀が来る可能性は十分に考えられる。

 果たしてピカチュウの地位は変わらないのか。それとも新たなポケモンに取って代わられるのか。歴史的な転換点を期待して見届けたいものである。



 ポリゴン

 あとポリゴンそろそろ許してやって。



2023/2/21(火)
#1167 秘蔵のテープ
らくがきにっき

 実家からハム太郎を録画したビデオテープが大量に出てきた。

 全部で10本ほどある。時期は2001〜2002年だろう。当時リアルタイムで視聴できない時、VHSに録画していた。おそらくDVDが広く普及する前の、VHS最後の時代と思われる。(今思えば全部録画しておけばよかったと後悔している)

 そして問題がある。私はVHSを再生する機器を持っていない。ソフトだけあってハードがない。このままでは束ねて硬めの枕にするぐらいしか使い道がない。どうにかして視聴およびDVDかブルーレイにダビングしておきたい。

 ちょっとこれから方法を模索していこうと思う。

 一応見るだけなら実家には再生機器はあるのだが、今さら親の前でアニメハム太郎を見ることはできない。色々と不安にさせてしまうだろう。

 ましてや、万が一「ハム太郎」と書いたビデオテープが偽装で、成人向けのあらぬ映像が流れ出した時は目も当てられない。修羅場不可避である。まぁ、それはさすがにない……はず……たぶん……。(すこぶる目が泳ぐ)



2023/2/22(水)
#1168 僕の中に住むおまえを消し去りたい
らくがきにっき

 「至急」という言葉を聞くと脳内で「うきゅう」に変換される。

 ビジネスの場でこの言葉を聞くことはしばしばある。「至急対応をお願いします」などと言われると、(うきゅう対応お願いします、か……)と険しい顔つきになり、脳内にちび丸ちゃんが降臨する。なお仕事は進まない。

 「大至急対応をお願いします」と言われた日には(大うきゅう対応か……!!)と眉間に皺を寄せて深刻な顔つきになり、脳内にダイマックスなちび丸ちゃんが降臨する。マフラーちゃんも「ちび丸ちゃん、どうしちゃったの〜!?」と驚くことだろう。めまぐるしく脳内でドラマが展開される。なお仕事は進まない。



2023/2/23(木)
#1169 夢の中の富は長続きしない
らくがきにっき

 頻繁に見る夢のパターンがある。

 例えば誰でもよく見る夢として、「学生時代に戻っている夢」「誰かに追いかけられる夢」「高いところから落ちる夢」などがテンプレとしてある。確かにこれらは私もよく見る。深層心理を表す何かがあるのだろう。

 私が特に多く見る夢として、「コンビニでバイトをしている夢」がある。

 私は昔コンビニで7年以上バイトをしていた。それなりに楽しかったが、基本的にはもうやりたくない思いが勝っている。しかし深層心理は異なるのか、高頻度で夢に見る。夢の中での私は弁当のしょうゆをレンジで爆発させたり、肉まんとあんまんを取り違えて客にキレられたりしている。ほとんど過去の回想と変わらない。

 また、「乗り物に乗り遅れる夢」をよく見る。

 もう少し具体的に言うと、「修学旅行のバスに置いて行かれる夢」をよく見る。修学旅行に出発する時、自分だけ遅刻してバスに置いて行かれ途方に暮れる。また、旅先で自由行動から戻るのが遅れてバスに置いて行かれるパターンもある。実際にそんな経験をしたことはないはずだが、泣きたくなるシチュエーションだ。何の深層心理かマジで分からない。

 あと、「公衆の面前で裸になる夢」もよく見る。

 大概が意味不明なシチュエーションで、唐突に自分に衣服がないことに気づく。そしてカバンで局部を隠したり、柱の陰に隠れながら家に帰ろうとしている。だが大抵家には帰れず、右往左往している。しかし逮捕されたりすることはない。これはそこまで苦痛ではないが、もしかして深層心理の願望なのか。クセになって現実で同じことをしてしまうのが怖い。気を付けたい。

 そして「おしっこを我慢している夢」も頻繁に見る。

 これは現実とリンクしているパターンだ。尿意を催しながらトイレを探す夢である。そのままトイレにたどり着けることも、そのまま迷い続けるパターンも両方ある。ちなみに今朝はめでたくトイレにたどり着き、夢の中で尿意から解放されていた。

 さーて布団でも干すかー!



2023/2/24(金)
#1170 男性トイレのゲームと時代
らくがきにっき

 一部のゲームセンターの男性トイレには「トイレッツ」という無料ゲームがある。

 これは、便器に取り付けたセンサーで尿の勢いや量を感知して遊ぶゲームだ。男性トイレにあるので、男性専用ゲームである。詳細はリンク先を見てもらいたい。

 SEGA系列の一部のゲーセンにあり、私も数回見たことがある。

 しかし性の格差なき世界、男女の平等が謳われる時代。女性の方は絶対に遊べないどころか、このゲームの存在を知る機会すらないだろう。果たして時代が求めるニーズへの適合性はどうだったのか。今一度この国の男女平等を考える上で、教材にすべきゲームかもしれない。

 なお、このゲームはすでに販売も保守も終了しており、今後設置されることはない。現在稼働している分が残るのみである。

 開発陣のインタビューによると女性版を開発する構想もあったらしい。しかし結局実現には至らなかった。もし開発されていれば、今度は逆に男性が絶対に遊べないゲームが誕生することになっていただろう。ゲーム史を語る上で非常に稀有な存在であるのは間違いない。



2023/2/25(土)
#1171 検証:ChatGPT+「とっとこハム太郎」
らくがきにっき

 巷で話題になっている「ChatGPT」を使用してみた。

 ChatGPTは「オープンAI」社が提供する無料AIチャットサービスだ。人間の発言にAIが自動回答する。AIは膨大な学習データにもとづいて訓練されており、単純な質疑応答にとどまらず、論文、物語、翻訳、雑談、悩み相談など複雑なテキストコミュニケーションも可能だという。さらに同じ質問にも異なるパターンで回答することもある。

 ChatGPT

 しかしながら誤った架空の情報を生成するなどまだ安定性を欠くケースもあり、本格的な実用化には至っていない。また情報も2021年時点を基準としている。将来的な実用化に向けて開発と学習の途上といった立ち位置だ。

 ChatGPT

 課題はあるものの大AI時代の幕開けを予感させるツールとして、昨今注目を集めている。

 一体このAIにどれほどの実力があるのか。私自身も非常に興味がある。

 そこで、今回は「とっとこハム太郎」に関する質問でAIの精度を検証してみたい。これをできるのは私のサイトしかないと自負している。(意味不明な義務感)

 百聞は一見に如かず。さっそくどうぞ。


 * * * * *


 ChatGPT

 前半部分がさっそく怪しい。まず河合リツ子先生の名前が出ていないし、アニメの開始年もさらっと嘘をついている。ただし、後半部分はかなり的確に説明できているように見える。

 次の質問に移ろう。


 ChatGPT

 かなり想像でしゃべっているように見える。部分的には正しいが、肝心のリボンの色は間違ってるし、特別に歌が得意というキャラでもない。すでに雲行きが怪しい。

 どんどん質問していこう。


 ChatGPT

 おお、ちょっとはやるじゃないか。じゃあこれはどうだ。


 ChatGPT

 そうそう、これね。おうちの中最高。外は危険でいっぱい。ハム太郎も「今はステイホームなのだ!」って言ってたもんね。とっとこインドア派、ハム太郎。

 いや違うわ。物語始まらないだろ。

 見ていられないので訂正してあげた。


 ChatGPT

 まるで会話しているかのように素直に学習してくれた。憎めない奴である。

 矢継ぎ早に質問していく。


 ChatGPT

 ChatGPT

 ChatGPT

 そうそう、これね。カブトムシ。♪だ〜いすきなのは〜、カ〜ブトムシの羽〜♪ ってね。ハム太郎も「あの食感がクセになるのだ!」って言ってたもんね。やっぱり時代は昆虫食だよね。

 いや違うわ。変なもの好物にすんな。あとのっぽ、浮気すんな。

 想像よりだいぶポンコツである。AIとてまだまだハム太郎の情報まではカバーできていないようだ。


 ChatGPT

 そうそう、これね。「おおきに! ユメの国」は名曲だよね。なぜかオーキニーちゃんは登場しないんだけど、代わりにオーキド博士と入れ替わってるんだよね。オーキニーちゃんも研究所で「世の中フシギダネやで〜!」って言ってたもんね。

 いやもう滅茶苦茶である。
 AIが完全にこちらをナメている。


 ChatGPT

 そうそう、これね。ハム太郎の映画、15作品続いてロングヒットだったもんね。特に8作目、ハムハムエコロジー大作戦ね。ハム太郎とエコハムずがロコちゃんの日記をトイレットペーパーにリサイクルする話は感動的だったね。

 いやそんな作品ないわ。ところどころ正解なのが逆に腹が立つ。なんなんだこいつ。


 ChatGPT

 そうそう、これね。のっぽくんが地下ハウスでリボンちゃんと浮気してたらトラハムちゃんが入ってきて修羅場になって、ねてるくんが目を見開いてダッシュで逃げる話ね。あったね。

 あとカブト虫の肉ね。時代は昆虫食だよね。もう何も言わん。


 * * * * *


 いかがだっただろうか。

 まぁ…いかがも何も、今はオモチャの域を出ない印象だが、ところどころ可能性を感じる性能は垣間見えた。そう遠くない未来に、急速に成長したAIが人間を超えてくることは十分に考えられる。今後も当サイトはChatGPTについては調査を継続する。

 結論。ChatGPTは、大喜利が得意。

 笑いのセンスは認めたい。



2023/2/26(日)
#1172 Misskeyは次世代SNSになれるか?
らくがきにっき

 Misskey(ミスキー)というSNSに登録してみた。

 ツイッターのTLですごく良いぞとの評判があり気になっていたところ、登録したオン友さんから情報を直接聞けたこともあり、私も登録に至った。

 2月中の日記で「私の終の棲家はこのホームページだ。今さら新しいSNSに登録する気も起きない」と言っていた気がするが、舌の根も乾かぬうちにひっくり返した。それが私という人間である。仕方ないことだろう。

 まだ登録して1時間ぐらいなのでレビューも何もないが、見た目はツイッターとほぼ同じだ。画像や動画やアンケートなど、ツイッターでできることは一通りできるようだ。後は「いいね」にあたる絵文字のリアクションが多彩で楽しげだ。

 「Misskey」は、確かにツイッターに代わるサービスとして十分な可能性を感じた。実際にユーザーは急増しているらしい。今はツイッターの避難所程度だが、今後の動向に注目していきたい。


 ところでMisskey登録後にテストで1件投稿したところ、知らない人からたくさんリアクションがついた。

 Misskey初投稿

 「新しいSNSにすぐ飛びつく人をどうかと思う」という投稿をしたところ、「レターパックで現金送れ」と複数の人から言われた。おそらくMisskey登録料の請求だろう。仕方ないのでこれからレターパックで現金を送ってこようと思う。皆さんも注意してほしい。



2023/2/27(月)
#1173 ウィニング・ラン
らくがきにっき

 明日で1ヶ月連続更新が終わる。

 2月も本日を含め残り2日となった。すなわち1ヶ月間連続日記更新も明日で終了となる。どうやら挫折することなく完走できる見込みだ。少し早いが、ここまでご覧いただいた皆様には心から感謝を申し上げたい。

 そう。本日の日記は「明日で1ヶ月連続更新が終わりだ」という内容の更新だ。実質何も書いていないに等しい。仕方ない。もう脳内にはサライが流れている。

 明日何をするかも考えていないので、ここは先日も使用したスーパーAIチャット「ChatGPT」くんに、最終日に何をしたら良いか聞いてみた。

 ChatGPT

 めちゃくちゃしっかり答えてくれた。すごすぎる。

 そういうわけでChatGPTくんの助言に従い、明日の日記は「今日で1ヶ月連続更新が終わりだ」として振り返りやハイライトをまとめた、実質何も書いていないに等しい内容の更新をする予定だ。

 後は抽選で私のポケモン柄のパンツをプレゼントする企画などをお送りしようと思う。



2023/2/28(火)
#1174 あしたもあそぼう
らくがきにっき

 本日で1ヶ月連続日記更新を終了する。

 窓を開けて空を見る。そうか、空って青かったのか。息をすっと吸い込む。空気って冷たいんだな。道を行き交う人を見る。自分以外にも生きてる人っているんだな。この人たちも毎日日記更新したりするのかな。

 このように、1ヶ月間毎日日記を更新すると精神が不安定になることが分かった。

 ようやく終わりである。別に嬉しいも悲しいも、特段「辛かった」「死にかけた」とも思わないが、睡眠時間は足りていないように思う。午前1時や2時に更新する日々を繰り返すうちに、指が震えたり思考が不安定になったりした。私がロコちゃんだったら「今日はとっても楽しかったね。明日は……もっと……キェェェェ!!」と日記帳を破り捨てていただろう。地獄絵図である。

 とりあえず毎日更新の大義の元で、以前から書きたかったことがたくさん書けたのは良かった。

 ただ、このまま続けようともまたやりたいとも思わない。やはり自分のペースで書くのが良い。当たり前の結論に落ち着いた。

 そのようなわけで、明日からまた平常運転とさせていただく。この1ヶ月、ご覧いただいた皆様には心より感謝を申し上げたい。時には前日分のキャッシュを破棄して更新までさせてしまったかもしれない。私の気まぐれにお付き合いいただき恐縮に存じる。

 気まぐれついでに久しぶりにWeb拍手を再設置してみた。感想や要望、クレームに罵倒、クレジットカードの番号などなんでも送っていただければと思う。これからしばらく留守をするので、インターホン代わりに使って欲しい。それではまた。



2023/7/3(月)
#1175 空白ダイジェスト
らくがきにっき

 1ヵ月連続更新は何だったのかというほどお久しぶりです。

 連続更新を終えた初日の3月1日、夜になると脳が自然に「いつものアレ、やってないぞ」と指令を送り始めた。日記を更新しないことに大変違和感を覚えた。1ヶ月も同じことをしていると脳と体が習慣として学習してしまうようだ。

 しかし2日も経てば何も変わらぬ日常だった。日記の更新など忘れ、飯を食らい、ゲームに耽り、惰眠を貪った。水は低きに流れ、人は易きに流れる。習慣は一瞬にして崩壊した。悲しいが想像通りではある。

 それはともかく、この4ヶ月余りをダイジェストでお送りしよう。

 * * * * *

 マメパト

 2月頃にツイッターで凍結祭りがあり、Misskeyが後継候補になっていると触れた。

 その後もツイッターは終了の噂がまことしやかに囁かれるも、まだサービスを取って代わるには至っていない。Misskeyは分散型のSNSゆえに運用管理に難点があるのも一因だろう。一方で最近は「Bluesky」とツイッターの創業者が開発したSNSが注目を浴びているらしい。まだ次世代SNSの覇権争いは混沌としている。
 私は引き続き個人サイト時代の再来を期待している。相互リンク募集中です(爆)

 * * * * *

 ピカチュウ

 アニポケではサトシと共にピカチュウが引退し、新シリーズでは「キャプテンピカチュウ」とやらが登場した。

 録画を見られておらず詳しい言及はできないのだが、どうやら主役級のポジションではないようである。これからポケモンはピカチュウへの依存度を下げて、主人公ポケモンというポジションは作らないのかもしれない。
 ちなみにポリゴンはまだ登場していない。

 * * * * *

 ギャロップ

 「THE SECOND」ではギャロップが優勝した。

 結成20年で、M-1ではラストイヤーに不調に終わったコンビが、まさにセカンドチャンスをものにしての栄冠だ。THE SECONDの意義が一旦明確に方句づけられたように思う。
 またお笑いの賞レースとしては珍しく、初めての大会にも関わらず完成度の高い大会であった。私自身も大変楽しんだ。審査員が一般の観客という点は賛否があり、来年変更があるとすればそこだろうか。
 この話は長くなりそうなのでここらへんで切り上げておきたい。

 * * * * *

 ハムたろう

 3月頃だったか、サンキューマートでハム太郎フェアが開催された。

 周辺のサンキューマートをハシゴして、散財に散財を重ねた。我に返り財布を逆さにしたところ、パラパラとチリやゴミが落下した。弁当箱を買ったが弁当に詰めるおかずが買えなくなった。悲しい。

 * * * * *

 コトネ

 当サイトは今年の5月をもって開設19周年となった。もはやピンと来ないが、ファイアレッド・リーフグリーン発売から19年でもあり、そう考えると大層なことである。
 初期の当サイトはポケモンの攻略サイトというコンセプトでもあった。ポケダンについても記事を作ったりしていた記憶がある。もはや誰も信じてくれなさそうだ。

 * * * * *

 Web拍手の返信です。設置したの忘れてました。

 >chatGPTのやつと、うきゅうが面白かったです。ハリーセン2005とトラハムちゃんを描いてください。よろしくお願いします。

 古参のお客さんからのメッセージだ。ありがとうございます。18年前の悪ふざけオリキャラ蒸し返すのやめてください。

 ハリーセン2005とトラハムちゃん 

 * * * * *

 これからは心を入れ替えてちゃんと更新したい。ではまた次回。



2023/8/6(日)
#1176 君たちはどう祝うか
らくがきにっき

 かぶるくんはなぜ誕生日がかぶっているのか。

 我々とっとこハム太郎ファンは、ハム太郎とかぶるくんの誕生日である8月6日を特別な日としてお祝いする風習がある。かつては自身のホームページで、現代においてはSNSで「ハム太郎&かぶるくん、お誕生日おめでとう!」といった具合にだ。イラストを添える場合も多い。

 8月6日、ハム太郎の誕生日。86でハムスターの日だから。それは分かる。

 8月6日、かぶるくんのお誕生日。かぶるくんなので、誕生日もかぶる。わっはっは、大爆笑やで。

 そう。我々ハム太郎ファンは、かぶるくんなので誕生日がかぶるのだ、と認識させられて20年余の年月が経過し、もはや何も疑問に思わない種族なのである。

 通常こういったアニメ作品の設定で、主人公キャラの誕生日を他のキャラと被らせる例は思い当たらない。祝福が分散してしまうからだろう。

 しかし、かぶるくんは堂々とかぶっている。

 こう言ってはなんだが、かぶるくんはハムちゃんずの中でも出番は少ない方で、その存在感は主人公であるハム太郎に及ばない。脇キャラが主役キャラと同じ誕生日というのは、何か誰も得しないような、どこか違和感を覚える設定だ。

 ハム太郎と一緒にお祝いすることに何の疑問もない。実際私も20年以上そうしてきた。
 ――でも、なぜ同じ誕生日なんだ?

 1つの可能性として、「ハム太郎とかぶるくんが双子だからでは?」という仮説が浮上する。実際にトラハムくんとトラハムちゃんは双子であり、誕生日は同じ6月6日という例もある。

 しかしながらその仮説を裏付ける証拠は何も存在しない。公式設定はもちろんのこと、ハム太郎の出生に関する作品「ハム太郎のおたんじょうび -ママをたずねて三千てちてち-」では、作中にかぶるくんも登場しているが、双子と匂わせる描写は一切ない。旅に出るのはハム太郎ひとりである。

 すなわち、双子という説も全く根拠がない。

 やはり、かぶるくんだから誕生日がかぶる。
 そうなのか。それでいいのか?

 ・
 ・
 ・
 ・
 ・

 いや……待てよ。そういえば。

 テルーネ、イドーマ、マルチビ、ダーパン、ウシコ、ハムトラ、ボンチャンリ・・・

 いきなり念仏を唱えて申し訳ない。これは名曲「200%のジュモン」の歌詞だ。ハムちゃんずの名前が1月から誕生日順にアナグラムになっている。この続きが、

 ブルーカ、タロハム・・・



 ブルーカ タロハム!!(机を叩く)



 気付いてしまった。

 200%のジュモンでは、かぶるくん、ハム太郎の順に詠唱されている。

 すなわち、同じ8月6日でもかぶるくんが早く生まれ、ハム太郎が後に生まれていることが示唆されているのである。

 言い換えれば、こう結論付けられるだろう。

 かぶるくんが、ハム太郎の誕生日にかぶっているのではない。

 ハム太郎が、かぶるくんの誕生日にかぶっているのである。



 とっとこハム太郎を知ってすでに20年以上経ち、まさかここにきて新たな真実に触れようとは思いもしなかった。

 浅はかにもかぶるくん側がかぶっていると思い込み、「ハム太郎&かぶるくん、お誕生日おめでとう!」などと順序を決めつけ、真実に目を向ける努力を怠ってしまった。猛省しなければならない。

 以上のことから、今後はこのように言うことが適切であろう。



 かぶるくん&ハム太郎、お誕生日おめでとう!



2023/11/28(火)
#1177 しまむら×ハム太郎コラボの「ひげ忘れ」に見たメッセージ
らくがきにっき

 しまむらのハム太郎グッズに「ひげがない」と話題になった。

 少し前の話になるが「ファッションセンターしまむら」にてハム太郎コラボがあり、いくつかのハム太郎グッズが販売された。

 しまむらハム太郎コラボ

 ハム太郎が世に出て20年以上経つ今、グッズの展開自体はファンにとってはうれしいことなのだが、そのクオリティが問題となっている。

 よく見るとリボンちゃんの「ひげ」が無いのである。

 リボンちゃんクッション

 これが実際のグッズだ。リボンちゃんのクッションである。
 確かに両サイドの2本のひげが無い。

 ちなみにこれは私が実際にしまむらで購入したものだ。
 購入する際、そのままレジに持っていくのは恥ずかしすぎたので、欲しくもない安いTシャツでサンドイッチしてレジに提出した。こんなテクニックを駆使するのは高校生の時のレンタルビデオ屋以来だ。

 それはともかくこのひげが無いリボンちゃん、当然ながらとっとこハム太郎ファンから非難の声が相次いでいる。

 「しまむらしっかりしろ」

 「適当な仕事しすぎ」

 「リリース前に誰も気付かなかったのかよ」

 これらの意見はもっともである。キャラクターデザインのミスは致命的だ。初見ならまだしも、20年来のハム太郎ファンが見逃すわけがない。

 とりわけ、Pixivなどまだ無かったお絵描きBBSの時代からとっとこハム太郎のイラストを描いてきた世代としては、自身も経験してきたミスであるだけに非常に神経質である。

 しかし、私は思うのである。

 この失策に、実はあるメッセージが込められているのではないかと。



 先ほども言ったがハム太郎キャラのイラストを描いてきた身として、ひげの描き忘れは懐かしい「あるある」でもある。

 また、アニメの公式ですら初期は同様のミスをしていた作画が散見される。

    

 とっとこハム太郎の歴史は、公式もファンも、ひげの描き忘れとの戦いの歴史だった。

 とっとこハム太郎が生まれて20年以上。それはひげの喪失と戦い抜いてきた20年でもある。
 しまむらはまさにその苦い記憶をあえて再現して見せたのではないか。

 それはあたかも我々に

 「あの頃を思い出してごらん」――と語りかけているようである。

 ひげが無いリボンちゃんには、そんなメッセージが込められているのかもしれない。そう思った。



 そんな私からもしまむらにメッセージを送りたい。


 しっかりしろ馬鹿。



2023/12/18(月)
#1178 ポケモン飯
らくがきにっき

 「ポケモンヌードル」が苦手で、なかなか食べられない。

 ポケモンヌードル。
 サッポロ一番から発売されている、ポケモンのカップ麺である。

 ポケモンヌードル

 ポケモンヌードル

 お湯を注いで3分待つタイプのカップラーメンだ。
 中にはポケモンのシールが1枚封入されている。

 昔からいつもシールは欲しいがラーメンのほうが苦手で積極的に食べられていなかった。

 成人男性がいつもポケモンのシールを欲しているという事実は、例によって無視していただけると幸いである。

 今回も随分前に衝動買いしたポケモンヌードルがなかなか食べられずに、ずっと戸棚の肥やしになっていた。

 これを何とかして美味しく食べられる方法はないものかと思案していると、先日天からお告げが聞こえてきた。

 「ポケモンヌードルを炊き込みご飯にして食べなさい――」

 そうか、なるほど。その手があったか。

 仰せのままに、というわけでさっそく実行に移した。

 ポケモン飯

 ポケモン飯

 シールはデデンネとイーブイだった。かわいい。

 ポケモン飯

 まずジップロックに麺を入れて、麺を細かく砕く。

 ポケモン飯

 ポケモン飯

 お米1合弱、少し多めに水を入れて、砕いたポケモンヌードルを投入。

 ポケモン飯

 ポチっとな。



 * * * * *



 1時間後。



 ポケモン飯

 おお……すごくジャンクな嗅いだことのない香りがするぞ。

 ポケモン飯

 おや? お焦げだ。これは期待できそうだ。

 ポケモン飯

 ふむ、見た目は普通の炊き込みっぽい。

 ではさっそく……いただきます!

 パクリ。



 むむっ!!









 マーライオン

 ※比喩表現







 いや、ちょっと待って。
 やっべ。一瞬シンガポールに来たのかと思ったわ。

 こういうのって大抵「意外といけるやん!」みたいな展開になるもんじゃないのかな。

 コンソメスープを煮詰め倒してエキスにしたような、かなり油っぽいクセのある味がする。
 コンソメとご飯は相性が悪いのかも知れない。



 このままでは実食に耐えないので、アレンジしよう。

 ポケモン飯

 ネギと卵黄を乗せてみた。

 ポケモン飯

 パクリ。ドキドキしながら食べてみる。

 今度はそれなりにいける。

 美味しいとは言い難いが、食べられることは食べられる。


 結論。卵のっけたらなんでもうまい!

 いや知ってたわ。



 * * * * *



 今回は失敗したが、引き続きポケモンヌードルの美味しい食べ方については研究を継続していきたい。

 なお、ゴミを捨てる時にカップの底を見て1つの事実に気が付いた。

 ポケモン飯

 そら煮詰められたエキスも出るわ。



2023/12/26(火)
#1179 M-1グランプリ2023感想
らくがきにっき

 M-1グランプリの感想を書こうと思う。
 今年は時間も体力も無いので例年より短く。


 新方式の敗者復活は好感触だが、結果は  



 今回のシステムで良かったように思う。出番順の有利不利はあるが、準決勝の結果をもとに組まれているらしいので、公平ではないかと見ている。
 最終的にヘンダーソン、ナイチンゲールダンスと争ったシシガシラが敗者復活。
 ヘンダーソンはラストイヤーで非常に惜しかった。次はTHE SECONDで、と終了したばかりで期待するのは酷だろう。まだ参加は決めていないようだ。

 シシガシラは敗者復活戦で大ウケした歌ネタを決勝で披露せず、9位に沈んだ。
 大会後の配信で「ダンビラとモグライダーが歌ネタをやるのを知っていて、これ(ネタかぶり)では勝てない」との思いからネタを変えたらしい。2組への遠慮もあったようだ。
 しかし敗退したネタは準決勝でも一度敗退したネタである。悔いが残る選択ではなかったか。人の良さゆえの敗退と言えるかもしれない。来年は正面突破に期待したい。


 1stラウンド ネタバレしたコンビは逆風か  

1stラウンド結果

 今年はネタバレしているコンビの会場受けが厳しくなったように感じた。

 M-1決勝を観覧する観客は、M-1サポーターズ(ファンクラブ)をはじめとしたお笑いのマニアたちであり、配信やネットで多くの情報を得ている。
 直前の準決勝、準々決勝や3回戦に至るまでネタを知っていても不思議ではない。

 また、「こういう漫才をするんだろうな」というシステム、型、フォーマットを持っているコンビを観客はよく知っている。ネタまで知っていればなおさらだ。
 一時期ミルクボーイが優勝した際にシステム漫才が流行した時期があった。独自のフォーマットを持ち、お題を吸収して漫才にする。見慣れないうちは鮮烈に見える反面、手の内を知られると飽きられる性質もある。

 そのような中で、点数が伸びなかったコンビの多くは、「既出のネタ」もしくは「システム」を持つ、あるいはその両方のコンビだった。

 5位 真空ジェシカ 準決勝ネタ システムなし
 6位 カベポスター 準決勝ネタ システムなし
 7位 モグライダー 準決勝ネタ システムあり
 8位 ダンビラムーチョ 準決勝ネタ システムあり
 9位 シシガシラ 準決勝ネタ システムなし
 10位 くらげ 準決勝ネタ システムあり


 分かりやすく言うと、「こういうネタするんでしょ」「こういうタイプの漫才やるんでしょ」と知られており、それを超えられなかったコンビが会場で空気を掴みきれなかった。

 1位 さや香 準決勝ネタ システムなし
 2位 ヤーレンズ 準決勝ネタ システムなし
 3位 令和ロマン 未公開のネタ システムなし
 4位 マユリカ 未公開のネタ システムなし


 逆に、ネタバレしていない令和ロマンとマユリカは上位に入った。
 また、さや香とヤーレンズは準決勝と同じネタの中でも質と量が圧倒していた。
 笑神籤も味方した結果勝ち上がれたのではないだろうか。

 全体的に、去年までは感じなかった会場の観客の重さが感じられた大会であった。
 私はその要因にネタバレが根底にあると見たが、どうだろうか。配信や口コミなどで情報が公になる時代背景もあると思う。もちろん単にそういう客層だっただけなのかもしれないが。

 来年から準決勝用のネタ、決勝用のネタと複数の強いネタで大会に臨むコンビが増えるかもしれない。これは大変なことだ。強ネタはいくつも用意できない。いかに情報が知られずに勝ち切れるかが重要になってくるだろう。

 そのような意味においては令和ロマンは準決勝・準々決勝のネタは封印して、2本目も含めてネタバレ対策をしていた作戦勝ちであったとも思う。後日談によると、決勝に4本のネタを準備して当日の展開により選択する想定だったらしい。結成5年目でこのしたたかさは末恐ろしい。


 最終決戦 さや香のネタ選び  

最終決戦結果

 さや香の2本目のネタが「見せ算」という奇抜なネタで優勝を逃した。
 大会後の配信で新山がこう語っている。

 「最終決戦のネタは1年前からあった。あのネタありきで1年が始まっていた。2本目をやるために、1本目を作った。他に1本目のような(免許返納やホームステイといった)ネタはたくさんあるが、あれがやりたかった。やる前にあかんやろうなと分かってたが、芯から好きなネタをやれた」

 すぐに笑い飯のチンポジが頭をよぎった。自分が一番好きな漫才を、最高の舞台で披露する。どのような結果になろうとも、己の漫才を貫く。
 さや香はただの優勝が目標ではなく、己の信じる最高の漫才を披露して、かつ優勝することが目標だったということだろう。
 これは正しいかどうかは誰も答えを知らないし、第三者があれこれ言う問題ではない。肯定も否定も、ましてや神格化することもない。
 ただ明らかなのは、来年以降さらに重い宿命を自らに課した事実だ。

 うーむ、もったいない……。


 総括  

 総じて、例年に比べれば多少物足りなさはあるが、ここ数年がちょっと異常な盛り上がりだったので、これぐらいが普通だろうと思う。
 最終審査で最後のパネルが勝負を決める展開はおそらく史上初のはず。あれはM-1史に残る名シーンだろう。
 おめでとう令和ロマン!

 だが私が選ぶ今年のハイライトは何と言っても9組目のくらげが、サンリオキャラクターの名前を出しまくったところだ。

 シナモロール
 クロミちゃん
 キキララ
 ぐでたま
 マイメロディ
 バッドばつ丸
 ポムポムプリン
 ぼんぼんりぼん
 けろけろけろっぴ
 コロコロクリリン
 プカプカパラダイス
 リルリルフェアリル
 ジョージ
 メアリー
 みんなのたあ坊
 タキシードサム
 ハンギョドン
 はんなりこまち
 ふんわりにゃんこ(正式には「マシュマロみたいなふわふわにゃんこ」)
 かぶきにゃんたろう
 ぽんぽこぽこぽん


 その数なんと21キャラクター
 この度胸は心から拍手を送りたい。

 さらに付け加えておけば、この中の「プカプカパラダイス」はくらげのキャラクターであり、自身のコンビ名とかけている構成になっている。

 プカプカパラダイス
 こういうキャラである。

 くらげがくらげのキャラを……。
 俺でなきゃ見逃しちゃうね。

 皆さま良いお年を。



過去日記一覧へもどる

トップ